天白でぃぷり〜天白防災助け合いの会〜2005年度総会事業計画書案別紙
「大規模集合住宅の災害時要援護者支援事業」
(WAMマンションモデル事業)の概要

《目的》
　東海･東南海地震や大規模水害が危惧される中、集合住宅が多数ある天白区では、住民どうしのつながりの希薄さ、自治会や住民互助組織の機能が十分でないことが課題となっている。
特に、大規模な集合住宅においては、入居者どうしのつながりが少ないことが顕著である。
特に、1995年の阪神淡路大震災以降、災害時や復興過程での都市部の大規模集合住宅における災害時要援護者の支援策の検討が急務となっている。

　本事業の実施にあたっては、モデルとして区内の大規模集合住宅を指定して、モデル集合住宅における災害時要援護者の支援策の学習と検討、支援の基盤づくり(住民ネットワークの形成)を目指して試行的に実施する。
事業の推進のために、本会役員会が「大規模集合住宅の災害時要援護者支援検討委員」として、モデルとする集合住宅の管理者・入居者、周辺地域を含めた住民、本会会員、災害経験者、学識経験者、行政担当者・社会福祉協議会職員、社会福祉関係者などを必要に応じて任命し、その委員を中心に具体的な行事の実施内容の検討や評価、障害者と高齢者を主な対象とした、発災前後の具体的な防災対策を検討していくこととする。