気象庁震度階級関連解説表(抜粋)
平成8年10月
【計測震度】O.5まで
【震度階級】0
【人間】
人は揺れを感じない。
【計測震度】O.5から1.5まで
【震度階級】1
【人間】
屋内にいる人の一部が、わずかな揺れを感じる。
【計測震度】1.5から2.5まで
【震度階級】2
【人間】
屋内にいる人の多くが、揺れを感じる。
眠っている人の一部が、目を覚ます。
【屋内の状況】
電灯などのつり下げ物が、わずかに揺れる。
【計測震度】2.5から3.5まで
【震度階級】3
【人間】
屋内にいる人のほとんどが、揺れを感じる。
恐怖感を覚える人もいる。
【屋内の状況】
棚にある食器類が、音を立てることがある。
【計測震度】3.5から4.5まで
【震度階級】4
【人間】
かなりの恐怖感があり、一部の人は身の安全を図ろうとする。
眠っている人のほとんどが、目を覚ます。
【屋内の状況】
つり下げ物は大きく揺れ、棚にある食器類は音を立てる。
座りの悪い置物が、倒れることがある。
【計測震度】4.5から5.0まで
【震度階級】5弱
【人間】
多<の人が、身の安全を図ろうとする。
一部の人は、行動に支障を感じる。
【屋内の状況】
つり下げ物は激しく揺れ、棚にある食器額、書棚の本が落ちることがある。
座りの悪い置物の多くが倒れ、家具が移動することがある。
【計測震度】5.Oから5.5まで
【震度階級】5強
【屋外の状況】
補強されていないプロック塀の多くが崩れる。
据付けが不十分な自動販売機が倒れることがある。
多くの墓石が倒れる。
自動車の運転が困難となり、停止する車が多い。
【木造建物】
耐震性の低い住宅では、壁や柱がかなり破損したり、傾くものがある。
【鉄筋コンクリート造建物】
耐震惟の低い建物では、壁、梁(はり)、柱などに大きな亀裂が生じるものがある。
耐震性の高い建物でも、壁などに亀裂が生じるものがある。
【計測震度】5.5から6.0まで
【震度階級】6弱
【屋外の状況】
かなりの建物で、壁のタイルや窓ガラスが破損、落下する。
【木造建物】
耐震性の低い住宅では、倒壊するものがある。
耐震性の高い住宅でも、壁や柱が破損するものがある。
【鉄筋コンクリート造建物】
耐震性の低い建物では、壁や柱が破壊するものがある。
耐震牲の高い建物でも、壁、梁(はり)、柱などに大きな亀裂が生じるものがある。
【計測震度】6.0から6.5まで
【震度階級】6強
【屋外の状況】
多くの建物で、壁のタイルや窓ガラスが破損、落下する。
補強されていないブロック塀のほとんどが崩れる。
【木造建物】
耐震性の低い住宅では、倒壊するものが多い。
耐震性の高い住宅でも、壁や柱がかなり破損するものがある。
【鉄筋コンクリート造建物】
耐震牲の低い建物では、倒壊するものがある。
耐震性の高い建物でも、壁や柱が破壊するものがかなりある。
【計測震度】6.5以上
【震度階級】7
【屋外の状況】
ほとんどの建物で、壁のタイルや窓ガラスが被損、落下する。
補強されているブロック塀も破損するものがある。
【木造建物】
耐震性の高い住宅でも、傾いたり、大きく破壊するものがある。
【鉄筋コンクリート造建物】
耐震性の高い建物でも、傾いたり、大きく破壊するものがある。
注)計測震度とは、その地点における揺れの強さの程度を数値化したもので、震度計により計測されます。
一般に発表される震度階級は、計測震度から換算されます。
※ 装飾のページには日本語のほかにハングル・北京語・ポルトガル語・英語があります。
このページは財団法人消防科学総合センター「地震に自信を」から転載しています
「制作:財団法人消防科学総合センター 監修:総務省消防庁防災課」
「この冊子は、(財)日本宝くじ協会の助成を受けて作成されたものです。」
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